【A】
本屋にそっと並んでた
初めて読んだ文庫本
埃かぶったその本は
死んでしまいたい 僕のようだ

【A】
変わる景色は見飽きたよ
目前に座るサラリーマン
溜息一つ消えていく
殺されてみたい 僕のようだ

【B】
世界はこんなに平行線 なのに
無駄な悲しみに溺れそうだ
止まる電車から溢れるよう 落ちる
人々の姿 壊れそうだ

【S】
つまらないってわかってる くだらないことも知ってる
僕が独り死んでみても この電車は進むだろう
悲劇演じたい訳じゃない それが一番楽なだけ
なんだかんだ埃かぶり なんだかんだ気付かれもせず
ぎりぎりが来るまではまだ 平気な顔で生きるだろう、僕は

【A】
弱音ばかりを吐いたって
優しくされる訳じゃない
乗り物酔いも気が付けば
克服できたし きっとそうだ

【B】
嘲笑うように公平だと歌い
平等を配る わかってるよ

【S】
つまらないのは何故ですか くだらないのは何故ですか
僕が独り死んだのなら 始発はほんの少しでも あぁ
悲劇演じたい訳じゃない 強がる術がないだけで
少しくらい埃払い 手を伸ばしてみたりしながら
ぎりぎりが来るまではただ もがきながらも生きるだろう、僕は

【A】
気が付けばもう降車駅
深呼吸して歩き出す
僕の姿が景色へと
流れ込んでいく音がした

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

CHICAHE

編集前に平仮名表記あります。

始発電車の中で。真面目に中二チック。

閲覧数:200

投稿日:2012/11/24 09:14:43

文字数:558文字

カテゴリ:歌詞

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