「……リンでも、そんな夢見る事あるんだな。」

話をし終わった後、一番最初に言われたのがその言葉。
私は確かそれに対して

「まあね」

と、だけ返した。

______________________________レンside

「でも俺、思ったんだけど」
「ん?」
「……王女はさー、ミク姉の方があってると思う。」
「んなっ!わ、私だって似合うもん!」
「はいはい。」
「むー!!!」

そんな事を言ったらリンは怒ってどこか行ってしまった。

「………」

一人になって、俺は目をつむり、昔の記憶を呼び戻す。

「………っ!」

頭が痛くなって、これ以上は無理だと悟った。
………だって、俺にはまだ
あの記憶がしっかりと
頭の中に、
心の中に、
刻まれているのだから。


           「生まれ変われるならば、その時はまた。」

それがあって、この今のリンとの幸せがあるんだと俺は思ってる。
………でも、この記憶が残ってるのは俺に対する罰。
生まれて初めて俺が恋した女性を殺し、
あの時のリンを逃がした。
……そう、これはきっとあの時の俺に対する罰。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

リグレットメッセージ ちょっとした小説 3話

閲覧数:1,007

投稿日:2008/07/22 07:24:57

文字数:484文字

カテゴリ:その他

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  • みっくれりんりん♪

    みっくれりんりん♪

    ご意見・ご感想

    あ、ありがとうございます!
    リンレンのこういう話は昔から書きたかったんですが、文才がない私にとっては悪ノPすみませんの領域でした。
    でも、そういう風に言ってもらえて凄く嬉しいです。
    本当にありがとうございます!

    あと、今回でこの小説は最後です。

    2008/07/26 11:28:37

  • 由稀南

    由稀南

    ご意見・ご感想

    最後の最後辺りで息止まりました(゜Д゜;)
    この展開くるかなーとはうっすら思っていたものの
    実際きた瞬間の衝撃が予想以上でした←
    書き方が個人的に好きです。陰ながら応援させてくださいw

    2008/07/26 01:17:03

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