ついえぬ想いに誘われふりかえる
故里は変わらぬ灯を抱きしめて

幼い日を思い出しては
少し笑みがこぼれた
この想いはいつかとおなじ
誰かのかかとがカランと鳴った

淡い光は星の数だけ
朧月夜のなつかしい夢の跡
螢灯そっと胸にともして
それぞれの愛しい人を想う夜

逃げ水追いかけ駆けてく幼い日
温もりにあふれた日を憶えてる

変わらぬ夜、変わらぬ想い、
変わらないで「おかえり」
名前を呼ぶやさしい声が
遠くへ離れてそれでも届く

ここで過ごした日々の彼方で
あたりまえという愛しさを知る
水面で光揺れるゆれては
誰もの胸に消えぬ色射す

里の夜を舞う儚い光
いつだって帰るべき場所があるから
胸にともる灯は永久に消えない
今までもこれからも照らしゆく螢灯

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

◎ 螢灯の里

帰る先は場所ではなく、人の間。

閲覧数:178

投稿日:2011/01/24 15:51:36

文字数:330文字

カテゴリ:歌詞

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    5(ゐつ)

    ご意見・ご感想

    こんばんは、かなきさん。巫女がお邪魔しています。
    今回ko_toさんの新しい曲に歌詞応募しようかと思って前作を見たら、あら吃驚。かなきさんがいらっしゃるw

    「誰かのかかとがカランと鳴った」
    このセンスは半端ない。痺れた…っ!
    言葉の美しさをよくご存知ですよねぇ。いやはや、もう本当、脱帽であります。

    作詞家のハシクレとして負けちゃいられないんだぜ、と常に虚勢と威勢を張り続ける某はちょっと踏ん張って作詞してきます! 対抗意識が燃えるんだぜ!!

    2009/08/15 21:11:54

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