浮かべて漕ぎだして
柔(やわ)い手のひら 大切にしまった
どこへもゆけるんだ
疑いも知らず 冷たさに浸す青

指きりの花いろで 唇染めて

薄い氷のうえを歩くみたいだ
さざめく声に揺らされてさ
だけど信じることが大人みたいで
本当も嘘も乗せた小舟
流されて はぐれてしまいそう


薄紅 色褪せず 
嵐がきたって 散るはずがないって
信じて泳ぐんだ
気付かない振りで 感覚をなくそうよ

あどけない花あかり いつから遠く

薄い氷のなかに閉じ込めた花
危うげに膜 張りつめてさ
甘い味に馴染んだ舌が子供みたいに
こごえて何も結べないや
惑うから はぐれてしまいそう

薄い氷のうえを歩くみたいだ

薄い氷のなかに閉じ込めた花
溶け出す春は 頬をつたうよ
手のひらひらり 泳ぐ小舟
見つめてる はぐれないようにと

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

さくらフローズン

甘くて冷たいおいしい季節。

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投稿日:2013/04/26 21:07:19

文字数:355文字

カテゴリ:歌詞

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