最後に泣くのは嗤った者
最後に笑うのは泣かされた者
最後に見る走馬灯はどんな景色なんだ?
誰だって後悔の無い終わりがいいが
俺はきっと
後悔を抱いて消えるのだろう

何をやっても満たされない
他人と比べて妬む事しかできない自分が嫌い
ふとした瞬間自分が分からなくなる
消えたいという気持ちが頭の中で反芻する
隣の芝生は想像以上に綺麗な青で
青い理由を知らずに羨ましく思った
教えってやつが分からなくなった
みんなが信じるアイツを許せなくなった
お前は十分幸せだろって言われるから
本当の幸せがなんなのかわからなくなった
衣食住が保証されていること
家族や友人がいること
好きなものを好きと言えること
それでも苦しいと思うのはなぜなんだ?
アイツらの喧嘩に嫌気がさした
いつになったら終わるのか
いつになれば憎しみは消えるのか
どうせ百年経っても分かり合えないまま
お前のせいだと罪を擦りつけ合っているのだろう
できないことが多すぎた
俺には荷が重すぎたんだ
アレは逃げても逃げても追ってきた
いつまで経っても周囲に馴染めず心を閉ざして
結局自暴自棄になって自ら孤独を選ぶ
上手く適応出来ず何度も重圧に押し潰される
本当は寂しい気持ちもあったけど
そうでもしないと生きれなかったんだろうな
成功体験が少ないから
取り返しのつかない失敗を常に恐れて
自分の望みはなんだっけ?
嫌われてばかりの人生だったな
人から嗤われるのはもう慣れたはずなのに
この涙は誰のためのものなのか?
在り来りな音楽も
それを皮肉る言葉も
いい加減聴き飽きたんだよ
流行りだろうが真面目だろうが
なんだっていいだろう
また耳を塞いで歩きだした
埃だらけの屋根裏部屋
白蝶が空高く舞い上がった
また一つ命の灯火が消えてしまった
見て見ぬ振りをするのも疲れた
昔は笑えた事も笑えなくなった
他人事とは思えなくなった
守りたいもの
守れなかったもの
数え切れないほどあるけど
救いようがない人生だったな
思い通りにいかないよな
でもそれが人生だよな
愚か者の役目はこれでお終い
生きる理由もなくなった
生きる自由があるのなら
死に様くらい自分で選びたい
なぁ、今の俺はちゃんと笑えてるか?

最後に泣くのは嗤った者
最後に笑うのは泣かされた者
最後に見る走馬灯はどんな景色なんだ?
誰だって後悔の無い終わりがいいが
俺はきっと
綺麗だった思い出だけを抱いて
消えるのだろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

No Signal…

あの頃を想って

閲覧数:2,715

投稿日:2023/12/30 13:28:26

文字数:1,019文字

カテゴリ:歌詞

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