「好きだよ」耳を掠めて
落ちてく 甘い誘惑
そうして 明りを消して
二人の夜をまた過ごすの
倒れ込んだベッドの隅に
知らない誰かのにおいがした
目をそらして キスをするなら
私も目を閉じていよう
愛されてると信じていれば
それでも今は救われるから
何も言わずに抱きしめていて
絡めた指をほどかないで
嘘つき この唇も
嘘つき このまなざしも
どうしてそんな言葉で
気持ちをごまかそうとするの
知っていたよ 貴方の中に
私の場所はもうないんだと
縋りついた腕のぬくもり
それでもまだここに在るの
愛されてると信じなければ
私の存在が揺らいでしまう
崩れ落ちてく意識の中で
貴方の名前を呼び続けた
「あいしている」を重ね合わせた
間違い探しはもう疲れたの
絡めた指がほどける前に
貴方の手の甲に爪を立てる
愛していると信じさせてよ
だますつもりなら最後までせめて
剥がれおちてく仮面の下の
冷たい瞳は見せぬままで
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