流れ落ちた星の一雫の
清か水面に浮かぶ一片
風に戦ぐ仄か薄紅に
染まる花の儚きは
沈く蒼き月の影と重なり
過ぎし春は泡沫の語り部となる
濡羽色の髪を梳る
淡いはだれの白き指先
番う鳥を追いし玉響は
廻る星の無き跡に
響き合う白鷺の歌声となり
過ぎし春が面影の葛篭と伸びる
歩みしは散華の白へ溶け出し
吐く息は蒼き夜の影を散らせて
芽吹く若き花の傍らに沿う
湛える川の流れの轍となろう
ひらがなver.(音の伸びは書いてません)
ながれおちたほしのひとしずの
さやかみなもにうかぶひとひら
かぜにそよぐほのかうすべにに
そまるはなのはかなきは
しずくあおきつきのかげとかさなり
すぎしはるはうたかたのかたりべとなる
ぬればいろのかみをくしけずる
あわいはだれのしろきゆびさき
つがうとりをおいしたまゆらは
めぐるほしのなきあとに
ひびきあうさやぎのうたごえとなり
すぎしはるがおもかげのつづらとのびる
あゆみしはさんげのしろへとけだし
はくいきはあおきよるのかげをちらせて
めぶくわかきはなのかたわらにそう
たたえるかわのながれのわだちとなろう
超意訳ver.(超適当意訳)
流れ星になって消えていったあの星の光は
透き通った湖の水面に浮かぶ桜の花びらのよう
風にそよいでいる淡い桃色に
染まる桜の花のなんと儚い事でしょう
桜の花の一つは水面に映りこんだ月と重なって
懐かしい春の夢のような日々を語りかけます
濡れた黒髪をとかしていくのは
はらはらと降る雪のように白い指先で
空へ飛んでいく二羽の鳥を追って駆け抜けた僅かな時は
例え空を巡る星の瞬きが失われるほどの時が過ぎても
鳥達の歌声の中で語り継がれていき
懐かしい春の思い出から葛篭の蔓のように伸びていくだろう
霞んでいく足跡は手向けの花の色へ入り交ざり
この白い吐息のように夜の蒼色にその姿を埋めて
芽吹き始めた花の種の傍らに沿って
流れていく川の導となるのでしょう
霊淵の少女
鬼井さんの楽曲への応募作
http://piapro.jp/t/pACy
――あなたの事を、覚えていよう。
そんなこんなで改めまして。
いつもニコニコあなたの楽曲に這い寄るキジ目キジ科濡れた黒髪には煩いヤケイ属。鶏です。
今回はもう滅多に出会えない和風テイストに歓喜してかなり好き勝手やってしまいました。
もうこれでもかっていうぐらい趣味全開です。好きな言葉全部吐き出しました。
人の生涯というのは夏の夜に浮かんでは消える花火のような一夜の夢。
あたかも川辺の潤いに咲き誇っては枯れていく花の命ように短く儚い。
そんな儚い生涯もやがて流れる川の一部になって新たな花を咲かせるでしょうみたいなそんな感じです。
霊園と深淵の二つの言葉をもじった言葉という事で色々イメージしてみたりしましたが、結局のところ霊園ならば墓場だろう。墓場の深淵といえば人の死生観だろうというかなり安直な感じのイメージに収まりました。暗い海の底に立ち尽くして水面に映る星の輝きを思う初音のミクさんとかそんな感じです。ちなみに日本の古い言葉では綺麗な黒髪の事を「緑の黒髪」なんていったりするそうで、今をときめく浅葱色の大天使ミクさんにはあらやだぴったりって感じで個人的に夢が広がリングなこの頃でした。
深い海の底で少女の死を静かに悼む少女。少女と少女というなんだか少女セクトみたいな甘美なカップリング。あらやだいやらしい。まぁ、片方はお婆ちゃんかもしれませんが。アーカードさんもお婆ちゃんに向かっておてんばさんとか言ってたしたぶんまぁ、そういうものなんでしょう。ちなみに僕のドストライクは19歳フリーターと27歳OLと32歳(中略)
そんなこんなで御意見・御質問・御要望等ございましたらお気軽にお声がけ下さいませ。
この作品が御気に召せば幸いでございます。それではよろしくお願いします。
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「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
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欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。
苦しいから歌った。
悲しいから歌った。
生きたいから歌った。ただのエゴの塊だった。
こんな...君の神様になりたい。
kurogaki
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