薄紅の化粧に
分かりやすい誘惑

それじゃ君の迷いは
消せないでしょうに

紅く紅く舞う蝶
紅い紅い残像

朽ちるほどに高くなる
涼しげな音

甘く香る慟哭
悲痛なその叫びへと
この鼓動が鳴るのです
紅い化粧
染まる頬の
甘みが増すのです

このままじゃいけないと
背面の少女が言う
ごめんなさい
謝る意味を問い
震える手を
掴んだのに
消えていくのです

声を聞いたのです
誰か知らないですが

笑みを浮かべてるのは
無表情な罪

蝶がひらり舞います
僕はひとり待ちます

何を待っているかなど
知らないですが

眠ったままの姫と
首だけもがれた王子
キスを躊躇った王子
同じですか
逃げる僕と
あなたが言うのです

まだ先は長いので
一休みをしませんか
意味は別にないですが
紅い化粧
綺麗でしょう
あなたが言うのです

初めて見た童話は
色褪せてしまったんだ
君が笑う
君しかいないのに
紅い化粧
綺麗でしょう
散り際の微笑

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

迷う唄

閲覧数:161

投稿日:2011/10/22 20:28:29

文字数:415文字

カテゴリ:歌詞

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