見えないものを慈しむ その指先
触れ合わない 隔たり 声は無く
ごめんね そう言った気がする
そう言った気がする それだけで

声を殺して 目を瞑って 耳を塞いで
見えない世界 ひとりきり
それなのに 怖くて 怖くて 震える夜
窓ガラス その向こうに触れたくて


死んだのは誰?
喉を刺す 言葉 論理 命運
そんな問いかけ どうして 痛いの

殺したのは誰?
胸を吐く 分解 理性 聖域
そんな世界 おかしいなんて 痛い 苦しい 苦しい



見えないものを慈しむその指先
指紋だらけの窓ガラス
鳥籠 雨雲 募る抑揚
私は飛べない 暗い空

捕まえてよ

電子音 吐き気がするの 命を繋ぐ ただの 機械
ガラスの向こう 見えない×××

液の落ちる音ばかり響いて

鼓動が止まるわ
息ができないの
もう飛べないの
もう逃げられない

どこまで生きたら
わたし いいのかな

早く 殺してよ ごめんね。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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病室

わたしは鳥籠の中の鳥

閲覧数:51

投稿日:2011/06/08 02:32:02

文字数:407文字

カテゴリ:歌詞

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