【東方美人 -Dong Fang Mei Ren-】


過ぎ去りし 珠玉の日々は
茘枝の 果実の様に甘く
わたくしの 心の中で
今でも生きています

髪に飾した 金のかんざし
風に靡かせ 記憶の海
色褪せた 船に揺られては
やがて 溺れてしまう

yong heng di sheng kai di hua
ずっと 胸に秘めながら
wo bu wang ji ni
きっとあなた
抱いた 望みは彼方へ

大河へ 放つ想い
ゆらりゆらりと 揺蕩わせながら
奏でた この笛の音は
遙か 異国の地へと
彷徨う


かんばせは 花の様だと
朱色の頬に 手を添えられ
寵の中 愛を注いで
夜が満たされていた

yong heng di sheng kai di hua
歌を誘う この静寂(しじま)
wo bu wang ji ni
夢 まぼろし
あなたの居ないこの現

思い出 契った過去
ひらりひらりと舞い散らせながら
重なる 面影に抱かれ
この身 委ねていたい


失うこと 奪われること
どちらが辛いものでしょう
あなたを示す 椅子に惧れ
傍に居たのではないわ
wo ai ni


ni xian zai zen yang shi du guo
qing deng hou
guo yi hui er wo qu na li
dao ni di fen er huo xia qu zhi hou


大河へ 放つ想い
ゆらりゆらりと揺蕩わせながら
あなたの 確かな証を
紡ぎ 明日への道を
踏み出す

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

東方美人 -Dong Fang Mei Ren-

昔々、中華の地を覇した帝がおりました。
文武両道、眉目秀麗の英雄でしたが、
……盛者必衰の理どおり、やがてその栄華は滅ぼされてしまいました。

彼には、たいそう寵愛していた絶世の美女の妾が居ました。
帝を失い、残されてしまった彼女は、
(ひとたび、この身を投げてしまえば あの人の元へ逝ける……)
そう思い、黄河へと足を向けましたが、
帝が望んだ「答え」は違うことに、ふと気付きます。





あなたは今、どうお過ごしですか?
待っていてください。わたくしも参りましょう。

――あなたの分も生きた、その後に・・・

ni xian zai zen yang shi du guo
qing deng hou
guo yi hui er wo qu na li
dao ni di fen er huo xia qu zhi hou...

■■■

「たぬき堂」より。
CAGさんとのコラボ曲。

閲覧数:1,764

投稿日:2012/04/22 21:49:58

文字数:654文字

カテゴリ:歌詞

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