凍てつく表象
霧散するシニフィエ
雪と氷の
舞うお伽噺
見つめ合う二人の中 饒舌な悟性の齟齬
真実はどこにもない あるのは差異で
カタチだけの口付けに さよならの意味を込めて
表象の向こう側へ あなたを捨てた

慈しみの花束を捧げて
全てが白に染まって
律薬が果たされた刻印を
そっと優しく握った

繰り返されるのは いつだって虚像で
掴もうとするほどに 離れてしまう
氷のような渇欲 心に撒き散らし
モノクロの街中 佇んでた

あれから3年
あなたのいない冬
私は独り
アネモネを抱く
諧謔は愛という名の斥力に抗うもの
惜別はまだ私の胸を突き刺す
朽ち果てた実存主義 眠れぬ午前4時過ぎ
枯れた声でひたすらに 私は泣いた

珊瑚樹の咲くフィロゾフィーたちが
神を殺してしまった
私の祈りは虚しく散って
記憶の欠片にキスを

繰り返されるのは いつだって孤独で
逃げようとするほどに掴まれてく
氷のような寂寞 s頬を伝う涙
静寂の最中に 息を殺す

繰り返されるのは いつだって虚像で
掴もうとするほどに 離れてしまう
氷のような渇欲 心に撒き散らし
モノクロの街中 佇んでた

苦痛に喘いでは イデアを探してる
アポステリオリには わからなくて
黙したままでいて 今は逆邂逅
最後に望むのはあなたの声、あなたの声

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ICE

閲覧数:174

投稿日:2016/08/19 23:45:32

文字数:557文字

カテゴリ:歌詞

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