月の見えない森の中 乾いた草の根ついばんだ
視界の隅の青い鳥 見えないふりして睨みつけた
旅人は誰も ぼくを探さない
ぼくがいなくなっても 下草がそよぐだけ
それならば いっそ
黒い翼 それでも構わない 力があるのなら
輝く街へと 消えてしまおう
見下ろした羽に呟いた
ぼくはカラス 青い鳥よりも 遠く飛べるさ
くすんだ色の旅人が ぼくの目の前で傾いた
しなびた蔓に手を伸ばし 小さく齧って独りごちた
「村人は誰も 僕を探さない」
虚ろな目が揺れる 枯れ草の茎のような
うわごとは きっと
黒い気持ち それでも構わない 憂いがあるのなら
躓くキノコが 見つかるから
仲間という語に気がついた
ぼくはカラス 青い鳥よりも 痛みわかるさ
黒い森が どこまで続くのか コンパスに聞いたら
くるくる回って ごまかされた
ため息が二つ重なって
ぼくはカラス 青い鳥からは遠いけど
悪くない
もう何も構わない 文句があるのなら
塗り込め飛べない羽根渡そう
見上げた帽子に呟いた
ぼくはカラス 青い鳥よりも 高く飛べるさ
ああ 初めての星が 見えた気がした
カラス (歌詞募集応募用)
ryota01さんの曲「嫌い嫌い」に作詞させていただきました。
http://piapro.jp/t/jIyD
元のタイトルとは雰囲気の違う、希望を感じさせる詞になってしまいましたが…
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