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どっちにも歌えない歌

ラララ、ララ


ぽつぽつと君が言葉のない鼻歌を唄う


風に浚われそうな 息の様な 細い声で


綺麗な声なのにもったいないなぁと思いながら


ただ 少し離れて君の後ろを歩くしかないのは


それが悲しい歌だと


知っているから



それは僕らが高校生だった頃に流行った唄

考えずともくちびるに馴染んだ歌詞が

思わず零れぬよう 拳を握りこんで


いっそ声を張り上げて

君から溢れ落ちてしまいそうなそのメロディーを

高らかに

歌ってやれればいいのに



春はどうして

こんなに麗らかであたたかでやわらかくて

少しだけ 淋しいんだろう



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前のバージョンで男の子の写真。
写真はお持ち帰り不可です。

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投稿日:2010/03/06 02:25:14

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カテゴリ:その他

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