軋む音鳴り止まず
錆の匂いで満ちた
ようこそ此処は楽園
ジャンク・シティへ！

繰り返す同じ日々
厚くて薄い友情
足りない体に染む 酒の味

動きが鈍けりゃネジ巻くから
背筋伸ばしてスタートしなよ
悲しい事ならデリートして
そうしてこの街の流れに溶け行く

機械仕掛け無機質な
夢の冷めた人々よ
眩暈誘うアルコール
抱えた中毒
さあ、手を取り合って
歌い騒ぎ踊りなよ
成らず者が集まって
夜の街に吠える


からからと音を立て
崩れた心リセット
くらくらと回り出す
視界リブート

「愛してる」「傍に居る」
「好きだ」「君だけだから」
実の無い文字の羅列 響かない

誰でも知ってる愛の言葉
次々紡いで囁いた
貼り付く笑顔も見飽きたから
壊して剥がして叩き込むウイルス

並べられた戯言に
刺激などありはしない
私を抱きたいのなら
理解さえ超えて
ああ、ほら響かない
そんな言葉届かない
蝕む毒その中で
目を覚ましておくれ


機械仕掛け無機質な
夢の冷めた人々よ
眩暈誘うアルコール
抱えた中毒
さあ、今この街を
抜け出す為走り出そう
成らず者が手を取って
夜の街に吠える


震えるメッセージ
そんなデータ無い無いよ
鼓動早く脈打って
流れる電流
ねえ、まだその夢は
再び燃え上がれるか？
腐り果てていないなら
サヨナラ ジャンク・シティ！