しんと しんと
よる がつもる
くろいもり の そのおく に
ひそ ひそ こえ が する
ある よる の こと。


森の奥に一人住まうは
亡國のお姫様
淋しさ紛らす唄の相手は
森に住まう夜啼鳥。

誰も知らない物語
密やかに紡がれ
そこでそのまま朽ちるのでしょう
遺されることもなく

「幸せで 幸せで
息が 止まってしまいそう」
彼女は謳う
遠い何処かの誰かに送る
コイノウタ。


ある日彼女は本当に
息が止まってしまったの。
美しい姿のまま
微笑みながらねむってる。

夜啼鳥ももういない。

物語は遺らない。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

夜啼鳥のバラッド。

童話をイメージしてみました。
初投稿。
未熟者ですみません…


お姫様は某ボカロ娘。
…緑かもしれません(笑)

閲覧数:100

投稿日:2008/11/21 12:16:21

文字数:259文字

カテゴリ:歌詞

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