アタラシイツバサ 作詞・作曲 野球豚



僕には翼があるらしい
一応飛ぶことが出来るという
けれどそれは使い古されて
少し汚れた翼

こんな翼など無ければいい
僕は思った

新しい翼があれば
すぐにでも手に入れたい
捨てる機会さえあれば
すぐにでも捨ててしまえるのに

僕の背中に今もある薄汚いこの羽根
でもこの羽根は慣れ親しんだ僕の羽根だ

もしも新しいその翼をくれるというならば
僕の背中にあるこの古い翼はどうなるの?

古い翼と新しい翼のどちらかを選び
そしてどちらかを諦める 苦渋の選択
もしどちらかを選ぶなら普通は新しい翼
だけど古い翼は僕の生きてきた証

そして僕が選んだ答え 最後の選択
僕の背中にあるこの古い翼をどうするの?
嗚呼 どうするの?

僕が選んだこの翼 確かに汚れてるけれど
僕が僕で居続けるため 最後の選択

―可惜(あたら)しいツバサ―


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この歌詞は僕がボカロを買ったらどうしようかな、と思ったことで作り始めました
今までこの名前で活動してきたけれど、ボカロPとして新しいHNで再出発したほうがいいんだろうか?
それとも曲がりなりにも数年間自分の名前として使ったこの名前でいくのがいいだろうか?
そういった葛藤を歌詞にしたらどうだろう、という思いを込めて作りました。

可惜しい(あたらしい)、という漢字の使い方を知っている人は殆どいないと思います。
自分も元は誤変換が原因で見つけることになりました。
言葉の意味はそのまま「そのままにしておくには惜しいほどりっぱだ。すばらしい。」という意味だそうです。
ですがこの言葉には別の意味もあり、「それにふさわしい扱い方をしないのは惜しい。もったいない。」という意味もあります。

多面的に新しいものというのは何かにつけて素晴らしいものです。新品と中古なら誰だって新品がほしいでしょう。
でも、自分がそれに見合った力量がないと意味が無い。猫に小判、豚に真珠。
そういった意味も含めて今回の歌詞を作成しました。少しでも伝わったら幸いです。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

アタラシイツバサ / 野球豚 feat.IA 歌詞

アタラシイツバサ / 野球豚 feat.IAの歌詞です。

閲覧数:316

投稿日:2013/01/10 01:43:56

文字数:891文字

カテゴリ:歌詞

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