ジャケット

stable steeple

曲/詞:ちぬP
歌:鏡音リン


切り建った塔の上 僕は意味も無く立って、
鮮やかな灰と化した街を見ていた。


君といた廃虚は、確かあの辺りだっけ。
似たような匣が犇めいてちゃ、もはや区別も付かない。
俯いた拍子に見えた、か黒い外壁を
何が付着してるのかさえ、知らず登ってきたんだろうけど。

遮二無二さに笑む埴輪に 僕は気づかない。
無に無二無三なんて また杜撰な歌。

地に堕ちた budgeriger 覗く僕に罰系感。
あの頃に、見た景色も貯めた智識も 何れ潰えるんだって。
切り建った塔の上 僕は意味も無く立って、
鮮やかな灰と化した街を見ていた。


君に返す愛想はこれでどのくらいだっけ。
くれた鉛筆は芯も無く、削る気だって無いのに。
夢を指すコンパスは 依然、空を向いたまま。
逆の針が何を指してようが、どうせ僕は気にしないけど。

確率的ヒッツ引き、蜜舐めつつ 味も分からない。
斯く感覚欠く僕、裂く策略。なんか疲れてんのかなぁ・・・。

はじめから continued どの記憶が飛んでる?
この指が、垢擦って底に積もって 身まで削ぎ落として
切り建った塔の上 僕は意味も無く立って、
鮮やかな灰と化した街を見ていた。


当たってた、って 外れてた、って
一か八かの甲斐ない証明を
今日も宙に問うたりしてるんだよ。
叫んで吐いて嗄らした声帯、
捩じって出した、冴えない音声よ。
響け。


パラシュートなんて無い。別に降りる予定も無い。
あの日から 何度貶して、幾度怪我した。闇雲の果ての勝景地。
切り建った塔の上 僕は意味も無く立って、
鮮やかな灰と化した街を見ていた。

00:00 / 04:22

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【オリジナル】 stable steeple 【鏡音リン】

stable steeple

曲/詞: ちぬP
歌: 鏡音リン

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投稿日:2017/05/28 11:04:31

長さ:04:22

ファイルサイズ:6MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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