舌を刺す怠惰、噛み砕く愉悦
融ける毒の水面には夜の痕
牙を剥く愛が吐き散らす不滅
溶ける奥の勢いは、最後の色
見ないふりして素通り
道が消えて日々は空回り
アア、いっそ止めてしまおうかしら
くたびれた身体にさよなら
光を亡くし彷徨う
意地悪少女
私を捨てた世界を
分解(こわ)してしまえ
暴れ狂う幻想の奥深く
笑いながら手を振った
私、もう居ない
現在(いま)を待つ価値が指し示す鎖
咲いた花の悲願には夜の味
白を切る街が掻き鳴らす歌に
裂いた赤の息遣い、最後の人
見ないふりには飽き飽き
意味が消えて嘘は嘲笑い
アア、いっそ変えてしまおうかしら
夢を見る貴方にさよなら
怒りを隠し微睡む
悪戯少女
証を捨てた世界を
侵食(おか)してしまえ
掠れ声の喧騒は欲深く
言葉足らずないつかの
私、もう居ない
視界の闇に逆らう
性悪少女
私を茹でた目眩を
融解(とか)してしまえ
別れ告げた電灯はまだ深く
未来見えない明日の
私の首絞めて
嫌いになれず叫んだ
悪質少女
証に埋めた願いを
汚染(よご)してしまえ
眠り込んだ演奏は深々と
爪に残った昨日の
私、独りきり
惡
みーぞ様の楽曲(http://piapro.jp/t/Zso9)に詞をつけ応募させて頂きました
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