1.香る潮風 空を行く鳥
  私もあの鳥のように 空を飛べたら良いのに
   
  広がる空と海 見える街並み 港への通り
  私はこの景色が好き
  いつもいつも 人がいて 笑顔が見える

  だけど 今は誰もいない
  みんなみんな どこかへ行ったの
  今はもう 私だけ
   
  あの日の夕日 街の喧噪 人々の営み
  全ては遠い過去 
  街はもう 死んでしまったの


2.並ぶ建物 足下のガレキ
  私は旅人のように この街を歩いてゆく

  立ち並ぶ部屋 散らばるガラス 動かないテレビ
  私はこの景色を見る
  かつてかつて 人がいた 切ない記憶

  だけど 今は誰もいない  
  みんなみんな 土に消えていくの
  今はもう 記憶だけ
    
  あの日の夕日 街の喧噪 人々の営み
  全ては遠い過去 
  街はもう 死んでしまったの


  私は空を飛ぶ あの鳥と一緒に
  見えるのは かつての街並み
  色が並んで まるでクレヨンみたい
  胸が 心が 温かくなる
   

  あの日の夕日 街の喧噪 人々の営み
  全ては遠い過去 
  だけどもう 寂しくはないよ
   
  みんなの想いは 今もここにあるから
  今日も私は それを抱いて眠るの

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

少女は廃墟の中で夢を見る

軍艦島と呼ばれる島があります。
かつて炭鉱で栄え、最盛期には小さな島に5千人もの人々が住んでいたと言われています。
その島には学校も病院も映画館もあり、ひとつの都市として機能していました。

しかし国のエネルギー政策が石炭から石油に移行し、炭鉱も閉山されます。
閉山に伴い、住民達は軍艦島から退去し、やがて無人島になりました。

住民達がいなくなっても建物はそのまま残されました。
雨風に晒され続けた建物はやがて廃墟と化し、人々の暮らした痕跡を残したまま眠りについたのです。

今も軍艦島は眠り続けているのです。
かつてそこに住んでいた人々の想いを抱いたまま・・・。


軍艦島の存在を知って、思わず書いてしまった歌詞です。
でも今まで歌詞なんて書いたことがなかったから、歌に使えるかどうかわかりません。
それでも軍艦島から受けたイメージを表現したくて書いてみました。
誰か曲を付けてくれたら嬉しいなぁw

閲覧数:266

投稿日:2008/11/09 01:43:49

文字数:545文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

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  • ganzan

    ganzan

    使わせてもらいました

    こんばんは。シーマさんが投稿されている「少女は廃墟の中で夢を見る」の歌詞に惹かれて、勝手に曲をつけてしまいました。
    事後報告になって、すみません。

    http://piapro.jp/t/ui3b

    当方、素人に毛の生えていない(!)レベルにもかかわらず、こうして他者様の作品と勝手にコラボしてもいいものか迷っていたのですが、なかば勢いで投稿してみることにしました……。
    不都合がある場合は、お手数ですがその旨ご一報ください。なるべく早めに対処致します。

    ありがとうございました。

    2015/07/27 03:43:12

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