水中分解していくピアノ
36の追想と
52のシグナルたちが
手をほどいて 散った

思い出は水溶性のスコア
黒鍵の上で踊って
叩くように奏で上げた
題名もないのに

揮発性ブルーの雨が降る
愛していたよと呟いたら 消えた

語り尽くせば両手くらいの
玉響の日々だ
僕の腕から抜け出したって
何も変わらない
最終章の終末
案外こんなものだねと 笑って
すべてが白に戻った朝に
もう一度だけ 会いたい

翻す象牙色の花束
爪先で高く飛ばして
この音も届かないなら
いっそ消えてしまえ

喝采に舞台は埋もれて
世界が幕を下ろすよ 君と僕に

どんな冷たい夜にもきっと
その声は澄んで
月明かりのない場所でだって
君は変わらない
舞台裏の結末
それでも愛していたよと 微笑って?
零れた音色の迷う先で
ドミノを抱いて 会おうよ

語り尽くせば両手くらいの
玉響の日々だ
僕の腕から抜け出したって
何も変わらない
最終章の終末
案外こんなものだねと 笑って
すべてが白に戻った朝に
もう一度だけ 会いたい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

Pandora

そこには白も黒も溢れていた。

玉響(たまゆら)
翻(ひるがえ)す
埋(うず)もれて

数字はそのままさんじゅうろく、ごじゅうにとお読みください。

閲覧数:180

投稿日:2011/11/14 21:24:32

文字数:448文字

カテゴリ:歌詞

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