消された涙、隠した言葉
喧騒の狭間
なかったことにされた音響
焦燥感が募る真夜中
踊る風には冷たさ光る
面倒の連鎖
余った音に乗せた歌声
忘れ物に気付く踵
何も知らないで肩を叩く人
知ったかぶりした偽善者の集い
周りの温度は肌に合わなくて
逃げ出す毎日、こんなもんさ
君の笑う顔が大嫌いだった
染み付く嫌悪が僕を蝕んだ
歪んでいるのは僕の眼か君か
喘ぐ街並みに視界はぼやけていく
左から音、右から雑踏
はためいた嘘と
愛らしくないキーホルダーには
流行りが乗って調子に乗る
何も言わないで去ってしまう人
失笑が包む小部屋の片隅
脳内に響く澄んだファルセット
煩く聴こえてコードを抜く
君に言われた言葉が繰り返して鳴る
始まりは落とされた夢の欠片から
振り返る君の眼が僕を貫いた
揺さぶられた心臓、息が漏れる
そして僕は知る
これが
歪んでいるように見えていた街は
朝日に照らされ瞼に焼き付く
僕の眼はきっと下だけを見てた
だけど今ならば顔を上げて日を見る
エスケープ
RAYTH様の楽曲(http://piapro.jp/t/D9Ds)に詞を付け応募させて頂きました。
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