サビ
在り来たりな世界の中で
歩き足りない僕らは
A
意地っ張りな心の奥に
見え隠れする思考回路は捻曲がり
出ずっぱりなこの感情が
持て余した空白を埋め尽くして錆びつく
B
朝日が泣いて
夜空が燃えて
私欲が蔓延る世界の真ん中で佇んでも
君と笑った
悲しみが消えた
くっついて 絡まって 強くなりたい
サビ
遠くに霞んでいた
景色がいつか後ろに並ぶ
それでもあの日繋いだ
手を引かれたまま君を追いかけてる
A
戸惑ってる暇もないくらいに
すれ違う人並みに押され続けては
躓いてる言えない言葉を
あみだくじの棒を書き足すみたいにつなぐ
B
光が隠れて
闇が広がって
見えない場所に押し込んで閉じ込めた何かを
君が掬った
温もりをもらった
投げ上げて 散らばって 届くのなら
サビ
在り来たりな世界の中を
今日も二人で歩こう
そしていつか君がこの手を離しても
ありったけの気持ちを
サビ
在り来たりな世界は続く
la la la …
歩き足りないから進めるよ
la la la …
サビ
ありふれた言葉の後ろ
溢れだす想いを染めて
止まれない軌跡の先で
二人の影はまた交差する きっと
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