もうずっとかさぶたにもならないような 醜い傷を隠したくて
上から何度も傷をつけて 隠そうとしてたんだ

笑えるようになった 痛々しい傷の
下に見えている 本当の傷が痛い

古傷から流れていく血は
止められない今もゆっくり流れて
行かないで行かないで置いていかないで
駄々っ子みたいに離れてくれないな
血は知となり自我を持ち出して
赤い鎖が僕を縛っている


もういくつ夜を数えただろう 同じだけの朝を迎え
射し込む光も気づかないふりで 夜明けを待ってたんだ

目を閉じたら闇だ 耳も塞いだら無だ
そこに妄想で作った 世界に逃げ込んで

古傷から流れていく自我
止められない今もゆっくり流れて
行かないで行かないで置いていかないで
静かに僕が消えてく気がしたんだ
血は知となり自我を持ち出して
臆病な僕だけが残っている


大切なもの壊れて泣いた
大切なもの壊して泣いた
見られたくないこの傷が
免罪符になると信じている
手放せないのは僕の方だ

古傷から流れていく血を
止めるのはいつだってできたんだろう
本能の警告なんて乗り越えて
縛るものなど最初からなかったんだ
血は知となり自我を持ち出して
いたずらっぽく僕に微笑んだ



以下読み
もうずっとかさぶたにもならないような みにくいきずをかくしたくて
うえからなんどもきずをつけて かくそうとしてたんだ

わらえるようになった いたいたしいきずの
したにみえている ほんとうのきずがいたい

ふるきずからながれていくちは
とめられないいまもゆっくりながれて
いかないでいかないでおいていかないで
だだっこみたいにはなれてくれないな
ちはちとなりじがをもちだして
あかいくさりがぼくをしばっている


もういくつよるをかぞえただろう おなじだけのあさをむかえ
さしこむひかりもきづかないふりで よあけをまってたんだ

めをとじたらやみだ みみもふさいだらむだ
そこにもうそうでつくった せかいににげこんで

ふるきずからながれていくじが
とめられないいまもゆっくりながれて
いかないでいかないでおいていかないで
しずかにぼくがきえてくきがしたんだ
ちはちとなりじがをもちだして
おくびょうなぼくだけがのこっている


たいせつなものこわれてないた
たいせつなものこわしてないた
みられたくないこのきずが
めんざいふになるとしんじている
てばなせないのはぼくのほうだ

ふるきずからながれていくちを
とめるのはいつだってできたんだろう
ほんのうのけいこくなんてのりこえて
しばるものなどはじめからなかったんだ
ちはちとなりじがをもちだして
いたずらっぽくぼくにほほえんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

免罪符

自分にしか見えない傷がある。忘れたくても忘れさせてくれない傷が。
こんなに痛いんだから、もう頑張らなくていいよね。

閲覧数:74

投稿日:2018/09/07 20:53:57

文字数:1,111文字

カテゴリ:歌詞

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