イントロ
滲む星光る　指の隙間から


１Ａ
果たせずに終わった約束また
指先に刺さった
ラジオから貰った淡い夢
「いつか消えずに」願った

１Ｂ
僕の倖せを　歌に乗せて
君に届くかな

１Ｓ
流れ星辿る　白い光跡を
追いかけて掴みたくて走った

碧い空浮かぶ　夏の銀河から
聴こえるよいまもホラね　いつまでも
呼びあっているから


２Ａ
色褪せてしまった写真たちは
大切に仕舞った
あの日ただ黙って泣いた君
何を言えれば良かった？

２Ｂ
僕の倖せを　歌に乗せて
すぐに届くから

２Ｓ
いくつもの星と　帰り道ふたり
鈍色の雨はすっかり上がった

晴れ渡る空と　白い梔子の
零れだす香り満たす　身体中　
溶けあっていくから


Ｃ
光る波揺れる　君の声遠く
いまもまだ響くから　そう

３Ｓ
鮮やかにひらく　銀と虹の花
夏色の影がにっこり笑った

滲む星光る　指の隙間から
変わらずにいられるなら　いつかまた
君と逢えるから




〈ひらがな〉


イントロ
にじむほしひかる　ゆびのすきまから


１Ａ
はたせずにおわった　やくそくまた　ゆびさきにささった
らじおからもらった　あわいゆめ　いつかきえずにねがった

１Ｂ
ぼくのしあわせを　うたにのせて　きみにとどくかな

１Ｓ
ながれぼしたどる　しろいこうせきを
おいかけてつかみたくてはしった
あおいそらうかぶ　なつのぎんがから
きこえるよいまもほらね　いつまでも
よびあっているから


２Ａ
いろあせてしまった　しゃしんたちは　たいせつにしまった
あのひただだまって　ないたきみ　なにをいえればよかった

２Ｂ
ぼくのしあわせを　うたにのせて　すぐにとどくから

２Ｓ
いくつものほしと　かえりみちふたり
にびいろのあめはすっかりあがった
はれわたるそらと　しろいくちなしの
こぼれだすかおりみたす　からだじゅう
とけあっていくから


Ｃ
ひかるなみゆれる　きみのこえとおく
いまもまだひびくから　そう

３Ｓ
あざやかにひらく　ぎんとにじのはな
なついろのかげがにっこりわらった
にじむほしひかる　ゆびのすきまから
かわらずにいられるなら　いつかまた
きみとあえるから