【猫村いろは】摩擦音と破裂音におけるVELが与える影響に関するテスト【V2 Tips 2】
V3ではVELの効果が大きくなったそうですが、V2ではその効果はわかりづらかったように思います。
Velocityは「速さ」を意味しますが、VOCALOIDにおいては、おそらく「子音の立ち上がりの速さ」を意味しているのではないかと考えています。
このため、摩擦音では比較的大きな効果がある一方で、破裂音ではあまり大きな効果を感じることがないのではないでしょうか。
というわけで、摩擦音の代表として「さ」、破裂音の代表として「か」を取り上げて、VELによる効果を比較してみます。
1回目:「さ」子音の立ち上がり方にそれなりの違いがあります。
http://piapro.jp/t/HFPF の波形のキャプチャと合わせてどうぞ。
さ(VEL:0)
さ(VEL:64)
さ(VEL:127)
2回目:「か」1回目の時ほどの違いは感じ取れません。
http://piapro.jp/t/wcEc の波形のキャプチャと合わせてどうぞ。
か(VEL:0)
か(VEL:64)
か(VEL:127)
3回目:拍に合わせてビープ音が鳴ります。「さ」はVELが小さいと子音部分がややフライング気味で飛び出すので、やりすぎるとリズム音痴のようになります。これを避けるためにはノートを拍ぴったりではなく、やや遅らせ気味にするなどの方法が考えられます。
さ×3(VEL:0)
さ×3(VEL:64)
さ×3(VEL:127)
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