海から昇る朱い陽を 輝き据えた蒼天を
微風(そよかぜ)揺れる新緑を 大地に靡く黄金を

語り部歌う悲劇が襲う日まで
彼(か)の女(ひと)の胸元に映し 飾った

哀しみに暮れた涙を受けて
戦場散る人の形見と変わり

大地と共に海へ沈んだ日から
水面(みなも)の光を遠くに見つめ


綿雪が舞い落ちる様な光景は
昔見た 灰が降る景色重なる


海流が運び いつか大空へ
彼の女(ひと)の様に 想いよ還れ

雨の粒乗せ注ぐ先では どうか
邂逅願っていた二人 届いて

海底深くの藍に描いた夢は
遥かな昔に消えた幸せ

雪の降る底 形見は埋もれ眠る
役目を終える日 水に託して

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

アトランティスの滴

るぽさんの歌詞募集楽曲( http://piapro.jp/t/afVP )への応募用だった歌詞です。
静けさと切なさを感じる素敵な曲だと思います。

海に沈んだ遠い昔の遺跡に眠る、恋人たちの形見の貴石の物語。

・海上から海底へと潜る、沈んでいく
・センチメンタル
・壮大な景色を眺める
というイメージをミックスしたらこんな具合になりました。
雪のようなものはプランクトンや有機物が海底へ沈んでいく様を一応イメージしてみた次第です。
内容的に時節柄あまりよろしくない気もしなくもなかったのですが、思いついたからには書いてみようと思い。
ウィキペディアの欄を参考に書いてみました。灰が降ってるのは地中海説を勝手に選択しただけで、実は詳細はよく知りません←
淡々と物語を紡ぎつつ、メロディに合った言葉を載せるのはとても難しいと感じます。まだまだです。

前のバージョンにカナ歌詞あり。

閲覧数:290

投稿日:2011/04/29 15:08:23

文字数:284文字

カテゴリ:歌詞

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