あの扉の向こう側
誰も知らない世界
そこに飛び込む
何も知らない者達

季節を重ねた
扉の向こう側
真実を見つけた
みんな一人で歩いてた

きっと色んな物語を見過ぎた
この1ページは空白で埋め尽くす

そんな小さな荷物を
さも重たそうに持って
そして時間を持て余して
平気な顔をして

宝石よりもキレイな言葉を並べて
むしろ落ちてるガラクタの方が
とてもキレイだった

あの扉の向こう側
誰も知らない世界
今もまだ世界は
静かに動いてる

後戻りできない
扉の向こう側
つまらない物語は主人公がいない

白と黒の境目を見ている
そんな日々がただ続いていた

片手で済むものをわざわざ両手使って
時間も無駄に使って何を考えてる

高層ビルくらいの高さからものを言って
人の心を傷つけて
何を楽しんでるの

頭を抱えて考えてるフリして
結局なにも身にならない
そんな大人たちを

見てきただけの日々を
一体どこに使えばいいというのだろうか
もう何も分からない

あの扉の向こう側にあったものは
怒りと恐怖と悲しみに
満ち溢れた世界

さぁ真っ黒く荒んだ
この心をどこに持っていけばいいの
誰か教えてくれよ