重い　檻　籠　柵　窓が閉じる
雫　滲んだ　藍　沁みこむ夜
一人、居たいと嘯きました。
これは報いか何か？

理想遠く　競う労苦　ゴールテープは見当たらない
孤独を置く　扉の奥　行き止まるボク

目隠しのまま転んで　馬鹿だと嘲る
足枷は無いというのに　まだ　引きとめる
駆けだす前に俯き　無理だと笑って
冷たい回廊　未だ　抜け出せない



想い　澱　過去　裂く　窓が開く
雫　滲んだ　傷　溶け込む夜
一人、痛いと呟きました。
これを救いとするか？

回想捨て　辛苦越えて　ゴールテープはもういらない
孤独の外　鼓動の音　立ち上がるボク

目隠しを解き見据えて　一歩　動き出す
足枷は無いということ　もう　絶ち切れる
駆けだす前に頷き　扉を開いて
冷たい回廊　今が　抜け出す時

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【以下、読み方および語彙
　()内は迷った発音なので、お好みの方で歌わせて頂ければ幸いです】

おもい　おりかごさく　まどがとじる
しずく　にじんだあい　しみこむよる
ひとり　いたいとうそ　ぶきました
これは　むくい　か　なにか

りそうとおく　きそうろうく　ごぉ（―）るてぇ（―）ぷは　みあたらない
こどくをおく　とびらのおく　いきどまるぼく

めかくしのままころんで　ば　か　だ　と　あざける
あしかせはないというのに　まだ　ひきとめる
かけだすまえにうつむき　む　り　だ　と　わらぁ（っ）て
つめたいかいろういまだ　ぬけ　だせない


おもい　おりかこさく　まどがひらく
しずく　にじんだきず　とけこむよる
ひとり　いたいとつぶ　やきました
これを　すくい　と　するか

かいそうすて　しんくこえて　ごぉ（―）るてぇ（―）ぷは　もういらない
こどくのそと　こどうのおと　たちあがるぼく

めかくしをときみすえて　い　ぃ（っ）　ぽ　う　ごきだす
あしかせはないということ　もう　たちきれる
かけだすまえにうなずき　と　び　ら　を　ひらいて
つめたいかいろういまが　ぬけ　だすとき


※澱（おり）
１ 液体の底に沈んだかす。おどみ、よどみ。
２ すっきりと吐き出されないで、かすのようにして積もりたまるもの。