夕 夏風と 君の歌
夏草を分け見た空 群青
弛 蝉時雨 夏の常
風鈴の声がまだ凪ぐ夜風と
僕ら
昨日探した夕暮れを
淡いフィルムに閉じ込めて
ずっとずっと 聞いた
ずっとずっと 聞いた
朱い心に潰され
白い巻雲搖れ消えた
ずっとずっと 見た
ずっとずっと 待った
僕らの 一夏を
白 凪時雨 夢を見た
庭の隅カゲロウほら揺らいだ
淺 夕暮れと 夏の歌
茹だる路地裏駄菓子屋
意地悪な日差しに
消えてた
ほら見えるでしょ?僕らは
タイムマシンが出来たとしても
あの日重ねた手のひら
泥まみれ手傷だらけの膝
夢殴り書く僕らは
例え明日が来ないとしても
また歌えたらいーいな
君が好きだったあの歌をぉ
昨日探した夕暮れを
淡いフィルムに閉じ込めて
ずっとずっと 聞いた
ずっとずっと 聞いた
朱い心に潰され
白い巻雲搖れ消えた
ずっとずっと 見た
ずっとずっと 待った
例え明日が来なくても
日々と呼べる今があるさ
きっときっと見た
きっときっと知った
色褪せたストロボ写真
いつかを過ぎ笑う二人
きっときっと聞いた
いつかの歌
『さらばだ一夏よ。』
ずっとずっと待った
ずっとずっと待った
ずっとずっと待った
ずっとずっと待った
ずっとずっと待った。
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