明るい夜道
陰る太陽

指先に溶けた、
さよなら

朝の無い部屋に一人
見えない針
知らない声だけ

孤独、積み上げて
冴えない場所
枯れない花まで

特別を拒む
飛びたい影
超えたい壁とか

矛盾に溜息
塗りたい傷
まだ癒えてなくて

それでも地球は無視して回る
私の都合を無視して回る

夜空の呼吸を描(えが)いて変わる
時間の橋から叫ぶように

暗い朝焼け
燃える三日月

無意識装い
おはよう

水彩世界
曖昧個性

路上に落ちた涙も

甘い残像
センチメンタル

黄昏見せて
おやすみ

響かないエコー
届かない声

灯りを消して
また、明日

夜の舞う部屋に一人
消えない針
散らない声だけ

凸凹に吐息
縫いたい傷
まだ癒えてなくて

それでも地球は無理して回る
私を乗っけて無理して回れば

何かが変わると信じて回る
隙間を残して叫ぶように

真夏の氷柱(つらら)
冬の陽炎(かげろう)

滲む景色に
ごめんね

空で鳴る靴
音の無い雨

詰まる言葉の先とか、

正しい嘘と
揺らぐ真実

待ち焦がれた昼下がり

白黒の虹
色づいた過去

窓を開けて世界を見る

君が聴こえる朝

暗い夜道に
輝く光

指先溶ける
さよなら

燃える朝焼け
照らす三日月

無意識装い
おはよう

淡い残像
アイムオーケー

黄昏着せて
おやすみ

音割れるエコー
届いた声に

灯りを点けて
明日へ

夏を呼ぶ海
答え待つ雪

巡る季節に
ごめんね

私の世界
君の存在

回る地球に
ありがとう！