【突（然）】頭から
【角が】生えたんだ
【すぐに】折れ（そう）で
ぐらぐら重たい

【こんな】ものいら（ない）
【お前】の感情
【発（信）】する機（械）
父（さん）がわ（らっ）てる

父さんにもあるぞ
ほらね、見てご覧よ　ぴぴぴ
父さんの言葉を
受（信）、そうじゃなくてこれ取って
別に感（情）が（絶）対
ってわけじゃないんでしょ、でしょ
誰かに言葉“もの”を出さ
ないといけない法律はないよ

一生喋れなく
てもいい　だからこんなもの
取ってよ、ねえ
理不（尽）じゃ（ない）か
誰一人角なんて
持って（ない）世界で僕らだけ
言葉なんて
いらないや
僕、石になる

皆（さん）さようなら
僕は黙り込む

母さんにもないし
もうね、何も見たくないよ
殻の中籠もって
深い眠りに落ちていく
別に感（情）が（絶）対
ってわけじゃないんでしょ、でしょ
誰かに言葉“もの”を出さ
ないといけない法律はないよ

一生喋れなく
てもいい　だからこんなもの
取ってよ、ねえ
理不（尽）じゃ（ない）か
お腹腹ぺこでも
喉がからからになったって
誰かを（愛）しても
僕、石でいる

僕は何も言わず
ただただ座り続けた
だけどなんか辛いよ
涙が出て止まら（ない）
Ah-

誰かへと言葉”もの”を
出さないといけない（法）律
ないんだけど
「シ（ゼン）ノセツリ」？
誰一人角なんて
持って（ない）世界で僕らだけ
毅然として
生きてこう
僕、石やめる

誰かへと言葉”もの”を
出さないといけない（法）律
ないんだけど
「シ（ゼン）ノセツリ」
誰も愛さず生きて
誰にも愛されずに生きてさ
何も楽しく（ない）
僕、分かったよ


（ひらがな）


【とつ（ぜん）】あたまから
【つのが】はえたんだ
【すぐに】おれ（そう）で
ぐらぐらおもたい

【こんな】ものいら（ない）
【おまえ】のかんじょう
【はっ（しん）】するき（かい）
とう（さん）がわ（らっ）てる

とうさんにもあるぞ
ほらね、みてごらんよ　ぴぴぴ
とうさんのことばを
じゅ（しん）、そうじゃなくてこれとって
べつにかん（じょう）が（ぜっ）たい
ってわけじゃないんでしょ、でしょ
だれかにものをださ
ないといけないほうりつはないよ

いっしょうしゃべれなく
てもいい　だからこんなもの
とってよ、ねえ
りふ（じん）じゃ（ない）か
だれひとりつのなんて
もって（ない）せかいでぼくらだけ
ことばなんて
いらないや
ぼく、いしになる

みな（さん）さようなら
ぼくはだまりこむ

かあさんにもないし
もうね、なにもみたくないよ
からのなかこもって
ふかいねむりにおちていく
べつにかん（じょう）が（ぜっ）たい
ってわけじゃないんでしょ、でしょ
だれかにものをださ
ないといけないほうりつはないよ

いっしょうしゃべれなく
てもいい　だからこんなもの
とってよ、ねえ
りふ（じん）じゃ（ない）か
おなかはらぺこでも
のどがからからになったって
だれかを（あい）しても
ぼく、いしでいる

ぼくはなにもいわず
ただただすわりつづけた
だけどなんかつらいよ
なみだがでてとまら（ない）
あー

だれかへとものを
ださないといけない（ほう）りつ
ないんだけど
「し（ぜん）のせつり」？
だれひとりつのなんて
もって（ない）せかいでぼくらだけ
きぜんとして
いきてこう
ぼく、いしやめる

だれかへとものを
ださないといけない（ほう）りつ
ないんだけど
「し（ぜん）のせつり」
だれもあいさずいきて
だれにもあいされずにいきてさ
なにもたのしく（ない）
ぼく、わかったよ