音が消え
暗闇
僕の鼓動
それだけが聴こえる
どうして誰もいないんだろう
さっきまで話をしていたのに
だけど不思議なんだ 落ち着くんだ
振り向いた先には
顔の見えない誰か
白い指
光る
闇の中
それだけが見えた
どうしてここにいるんだろう
僕を連れてきたのは
君なの?
澄んだ声が、僕の名前を呼んだ
君を知っているのかな
顔の見えない誰か
君に手を伸ばした瞬間
金色の蝶が無数に舞った
光に包まれていく世界
微笑んでいる少女の顔は
澄んだ声が、僕の名前を呼んだ
あの頃と変わらない優しさを含んで
僕も君の名前を呼びかけよう
君といた懐かしいあの頃のように
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