この広い世界で私は産まれたんだ
数ある内の一つだけどそれでよかった
いつしか私の中に光が宿った 私の姿を照らし出すように
とても嬉しかった
増える光 その眩しさに目を閉じてしまった
目を開けた時そこに見えたのは 私を蝕む毒だった
「いっそ私ごと滅べばいい」「全部消えてなくなればいい」
網膜(ひとみ)に焼き付いた光(こ)の跡がそれをさせてはくれないけど
そう いつか あなたの光が再び輝く日 私はずっと待っているんだ
あなたが戻りたくなったその時にそこに居る為
未だ私は生きている
私は忘れないけど あなたたちも忘れないでね
私が消えてしまっても あなたたちは消えないでね
ねぇ いつか あなたの残像(まぼろし)が 強くなって戻ってくるでしょう
その時 隣にいて欲しいな 無理だろうけど
それでも私はずっと待っているよ まだあなたが見えているから
息も鼓動も続けている 生きているよ
私はあなたを ちゃんと見ようと思うんだ
逃げることはないよ 逃げたくないから
心を蝕む毒と向き合ったが故の拒絶だ 要らないものまで呑み込まないから
あなたが生きてくれれば充分だよ
私はそれだけでいいんだよ
私からあなたへ
「ありがとう」
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