1
氷の上 空を見上げてた
冬の星座
てっぺんにある 輝きが欲しくて
手を伸ばした
背伸びをしたって
僕には遠すぎる
飛べない翼で
藻掻きながら 海へ落ちた
どれだけ羽ばたき続けたら
この手に届くのだろう
空へ駆ける
ちっぽけな僕の愚かさを
海は包み 深い黒に沈めた
2
氷の下 とめどなく寄せる
優しい波
疲れ果てて 流されるままに
身を任せた
誰かが囁く
「このまま諦める?」
そんなの嫌だと
叫びながら 空へ落ちた
どれだけ戦い続けたら
答えを得られるだろう
教えてくれ
どこまでも暗い夜の中
終わりのない 痛み抱えて
どれだけ高く飛べたのなら
願いは叶うだろう
遥か彼方
誰かが僕に答えるように
ただ朝焼けが 遠い空に燃えてた
<<よみがな>>
1
こおりのうえ そらをみあげてた
ふゆのせいざ
てっぺんにある かがやきがほしくて
てをのばした
せのびをしたって
ぼくにはとおすぎる
とべないつばさで
もがきながら うみへおちた
どれだけはばたきつづけたら
このてにとどくのだろう
そらへかける
ちっぽけなぼくのおろかさを
うみはつつみ ふかいくろにしずめた
2
こおりのした とめどなくよせる
やさしいなみ
つかれはてて ながされるままに
みをまかせた
だれかがささやく
このままあきらめる
そんなのいやだと
さけびながら そらへおちた
どれだけたたかいつづけたら
こたえをえられるだろう
おしえてくれ
どこまでもくらいよるのなか
おわりのない いたみかかえて
どれだけたかくとべたのなら
ねがいはかなうのだろう
はるかかなた
だれかがぼくにこたえるように
ただあさやけが とおいそらにもえてた
ペンギンドライヴ(仮)
OKAYUさんの楽曲(http://piapro.jp/t/7Pi0)に歌詞をつけさせて頂きました。
初めてこの曲を聞いたときに、男の子が一生懸命どこかへ走っている姿が浮かび、それが飛べない鳥の物語に繋がりました。
「限界を越えるための努力」というのは一見美しいですがそれだけではないよねとか、そんな感じの思いをふんわり込めました。
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