カメリアと私の歌は 夕凪にひびいて
坂道でスカートを煽って消えた
期待したあの少年は 憂鬱を抱えて
ありふれて草臥れて隣にいるわ
憂いてみれば 窓の傍に 花の香ぞしたる
笑ってみれば 雨の庭に 夢を見たの
馬鹿ね
眠らせて子守唄 思惟はとうに果て
咲きぬれど散るならば どうか今のままで居させて
カメリアと私の歌は 君に伝わって
物憂げに微笑んで 素敵だと言う
擬態したあのプシュケなら 飛ぶ術失くして
蜜色の香水の海に溺れた
落日迎え踊る街に 鐘の音ぞしたる
雨戸を開けちゃ駄目と云って 野次が溢る
馬鹿だ
眠らせて子守唄 恣意は朝を見る
弾丸を手にしても 赤い花よ 咲いてくれるな
眠らせて子守唄 思惟はとうに果て
迷い子は眠らずに 移り行ける時代(とき)を歌うだろう
カメリアと私の憂日
SakurA_Sさんの曲宛てに
→http://piapro.jp/t/B821
夕日/憂う日→憂日
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