剣姫のヴァルキュリア
【つるぎのヴァルキュリア】
巡り逢う 運命とは かくも残酷に
愛しきほどに 何故すれ違う
刹那さに焦がれた 胸の痛みは
紅蓮に燃ゆ 焔の如く
どれだけの 夜を越えれば
夜明けにたどり着くの?
遥か夢見た 幼き日の憧れ
風に遠く 叫ぶ約束
流星(ほし)の剣に 誓い口づけた
彩(いろ)は鮮烈
壊れてゆく 世界の果てへ
キミと共に行こう
たとえこの命が 砕け散ったって
恐るるものか
蒼穹なる 彼の大空へ
捧ぐ 名も無き 祈り―Aria―
ひび割れた国境線 天上の月は
嘲笑うかのように 冴え冴えと
あるまじき怒りと 罪を孕んで
禁断の扉を開いた
繰り返す 涙の後に
何を人は得るのか
答えさえ無き 混沌(カオス)と虚無の宙へ
明日を求め 独り飛び立つ
薔薇の戦衣(ドレス)に 纏い交わし合った
花は純潔
色あせない 記憶を描き
キミと永遠に在ろう
いっそこの魂が 灰になったって
忘るるものか
茫漠たる 深淵(アビス)の海を
照らす 光の在り処
とめどなき時の流れは 終わりなき悲劇―トラジディ-
儚くも 狂おしき この円舞曲(ワルツ)に終止符を……
流星(ほし)の剣に 誓い口づけた
彩(いろ)は鮮烈
生まれ変わる 世界の果てへ
キミと共に行こう
たとえこの命が 砕け散ったって
恐るるものか
蒼穹なる 彼の大空へ
捧ぐ 名も無き 祈り―Aria―
新たなる時代へ 灯を放て
我は…… 剣姫―ヴァルキュリア―
【よみかた】
めぐりあう うんめいとわ かくもざんこくに
いとしきほどに なぜ すれちがう
せつさなに こがれた むねのいたみわ
ぐれんにもゆ ほむらのごとく
どれだけの よるをこえれば
よあけに たどりつくの
はるかゆめみた おさなきひの あこがれ
かぜに とおく さけぶ やくそく
ほしのつるぎに ちかい くちづけた
いろわ せんれつ
こわれてゆく せかいのはてえ
きみと ともにゆこお
たとえ このいのちが くだけ(ちっ)(たっ)て
おそるるものか
そおきゅうなる かのおおぞらえ
ささぐ なもなきアリア
ひびわれた (こっ)きょおせん てんじょおの つきわ
あざわらうかのよに さえざえと
あるまじき いかりと つみをはらんで
きんだんの とびらをひらいた
くりかえす なみだのあとに
なにを ひとわ うるのか
こたえ さえなき カオスときょむのそらえ
あすを もとめ ひとり とびたつ
バラのドレスに まとい かわし(あっ)た
はなわ じゅんけつ
いろあせない きおくをえがき
きみと とわにあろお
いいそ このたましいが (はい)に(なっ)(たっ)て
わするるものか
ぼおばくたる アビスのうみを
てらす ひかりのありか
とめどなき ときのながれわ おわりなき トラジディ
はかなくも くるおしき このワルツに (しゅー)しふを
ほしのつるぎに ちかい くちづけた
いろわ せんれつ
うまれかわる せかいのはてえ
きみと ともにゆこお
たとえ このいのちが くだけ(ちっ)(たっ)て
おそるるものか
そおきゅうなる かのおおぞらえ
ささぐ なもなきアリア
あらたなる じだいえ ひをはなて
われわ ヴァルキュリア
剣姫のヴァルキュリア 【歌詞応募作】
歌詞募集をされていました、伯依さん作曲「 【歌詞募集】タイトル未定【UTAU】」への応募歌詞です。
楽曲はこちら。
http://piapro.jp/t/jS5i
戦うお姫さま的なイメージとのコメントと、かくも美しく勇壮な曲調にズキューンときまして、歌詞を制作いたしました。
悲壮なる覚悟のその先に、いくばくかの未来の息吹を信じて。
それでも私は、明けない空の彼方へ飛び立つ。
そんな感じで。
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想