凍てつく灰色の夕暮れ
飽き足りない程に、それは

消えゆく価値観の災禍に
巻き込まれて足掻いてる

言葉を失った君は
泣くことすら忘れてしまい

残った世界の普遍に
冷えた笑みを落としながら

壊れていく

その眼から溢れ出す
藍色の哀しみには

剥がれた感情を
求めてるの、丸見えだよ

その指が探ってる
咲き乱れた楽園は

夜をふさぐ残響を
爪で引っ掻く

理由を蝕んだ涙は
噛みきれない程の、空を

憂いを思わせる怠惰に
のめり込んで甘えてる

呼吸を飲み込んだ君は
嘘つくことに慣れてしまい

不埒に誘(いざな)う無限に
秘めた声に隠す焔

焦がしている

その眼から溢れ出す
愛色の儚さには

剥がれた焦燥を
砕いてるの、丸見えだよ

その指が探ってる
舞い狂ったエデンには

朝を拒む論争を
爪で引き裂く

鼓動を抑えてる君は
孤独な日々に揺れてしまい

無価値にこだわる所以(ゆえん)と
僕を見てる、君は見てる

独りきりで

その眼には映らない
愛、思想の未練には

奏でたメロディを
拒んでるの、丸見えだよ

その指が見つけ出す
泣き疲れた終末は

世界を待つメモリーを
くらり、廻した

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Baptize

ILU様の楽曲(http://piapro.jp/t/PCFv)に詞をつけ、応募させて頂きました

閲覧数:189

投稿日:2013/05/04 01:44:21

文字数:502文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました