季節外れの、夏が来る。

-------------------------------

蝉の声が五月蝿かった
蚊取り線香の匂い
揺らぐ視界に倒れるあの子の姿

急いで駆け寄って
なんで動かないのって
肩を揺さぶりただ嘆いた

残酷に生き物を殺めてきた僕は
初めて"死"の恐怖に怯えた

夏の暑い日 可愛いあの子の死
無邪気な僕の残酷な記憶
蝉が鳴いてた 僕も叫んだ
苦し紛れに嗚咽を洩らした
僕はこの日を忘れない


蝉の声が五月蝿かった
葬式後線香の匂い
憂鬱になる空気感に吐き気を催す

透明の箱で眠るように
目を閉じてる君は
とても死んでいるようには
見えないんだ

ふと遠く視界に
死んだはずの君の姿

なんでここに居るのって
肩を震わせただ泣いた
残酷に×××を殺めてきた僕は
初めて"死"の恐怖に怯えた
夏の終わる日
僕はこの記憶を忘れない


君が居る なんで
夏の暑い日 可愛い君の死
僕が殺した

復讐をしに来たの？
初めて"死"の恐怖に興奮した

夏の暑い日 可愛い君の死
無邪気な僕の残酷な記憶
蝉が啼いてた 僕は笑った
こんなに簡単に死んじゃうの
血飛沫舞う夏の日
僕はこの日を忘れない