『霜隠れ』


夜闇迫る刻に蛇の目翳し
藤が馨しき狂騒の影へ
雲間に咲く月明かりの中で
迷う徒花の悲鳴が劈く

砂利蹴飛ばし 辻の果てへ
音のしない風に紛れ
彼方此方 彷徨う世に
辿り着くは愛おしきー

星霜の果てに忍ぶれども
夢現に惑わされて
俗世常世 化かし合いなれ
嗚呼 何もかも隠された


夜明け迫る刻に蛇の目廻し
朝露零れて狂騒の外へ

月が白み 染まる空へ
散った徒花 凝る躯
ふっと開けた視界の先
知り得たのは いと惜しきー

星霜の果てに忍ぶれども
夢幻 惑わされて
あの手この手 騙し合いなれ
嗚呼 何もかも閉ざされた


星霜の果てに手が届いて
叶うことの無き現世 
乞い願わば 化かし相成れ
嗚呼 何もかも隠した
徒花の美しき・・・

星霜の果てに忍ぶれども
終ぞ掴めず 伝わざるは
されど祈る 黙り合いなれ 
嗚呼 何もかも隠された

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

『霜隠れ』

暗闇の中での化かし合い
闇夜に浮かぶ細い月の刃にも似た冷たさの中で
勝ちを得るのは何処のどいつか
散らす紅飛沫、それを辿り悠然と佇んだのは
最後の一人は、誰だったかー
そんなイメージ


(過去記録)
http://piapro.jp/t/bHPf
初音ミク
投稿終了(選考落ち)

閲覧数:117

投稿日:2012/01/05 21:41:35

文字数:379文字

カテゴリ:歌詞

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