渡す人もない花
部屋の隅でうつむいて
ほの灯り 散らしている
いつか二人見た雫
心の鳥籠 羽根を捕らえ
見上げた空遠く
この鍵を開く あなたの声を待つの
どれだけ 歌ったなら
朝日に 逢えるのかな
アジサイで告げた『嘘つきね』
ぽつり ぽつり 空が泣く
舞い散る花びらほど
交わし合った言の葉が
淡い陰 映し出す
夜霧に遠ざかる昔
泪（なみだ）のガラス 閉じ込められて
見果てぬ夢見てる
このドアを叩く あなたが来る靴音
どこまで 羽ばたいたら
明日が 見つかるかな
キキョウに込めた『愛してる』
ほろり ほろり 音も無く
あなたは 笑うかしら
白い花咲く丘から
私を見ててくれるかしら――
どれだけ 歌ったなら
夜明けに たどり着くの
シオンに託す『忘れない』
ぽつり ぽつり 空から
いつか 振り返って
笑える日があるかな
ミモザが詠う『ありがとう』
ぱたり ぱたり 天泪（そらなみだ）
天泪（そらなみだ）
kashiwaさんの曲（http://piapro.jp/t/3JoU）に歌詞を付けさせていただきました！ 寂しげなピアノが切なくてとても素敵な曲です、大好きです＾＾
入っている花言葉はもう逢えない彼が好きで、彼女もいつの間にか覚えてた、というイメージです。タイトルの『天泪』は天泣（てんきゅう）から取っています。雲がないのにぽつん、と一滴だけ降ってくる雨のことで、まるで空が泣いているみたいなのでこう呼ばれているそうです。
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ご意見・ご感想
kashiwa
ご意見・ご感想
こんばんは、kashiwaと申します。
この度は歌詞を応募して下さってありがとうございました！確認が遅れてすみません。
とてもよく練って考えられた詞ですね！
タイトルや花言葉も含め、書かれた表現の一つ一つが綺麗で悲しくて、ぐっと来ました。
改めて、素敵な歌詞をありがとうございました。
選考が終わるまで少々お待ち頂けると幸いです。
2013/07/26 21:05:18