午前2時誰もいない部屋の明かり灯す
紅色に染まるグラス 空(クウ)の方へ傾けてみる
埋まらない玄関口なにも感じなくて
また今日も リピートのよう 朝ドア開け 夜中に閉める
昼の振る舞いなんてもの 幻想みたいなものよ
だれもかもに構われず生きていたいだけよ
胸の奥にある仮面は 誰かが取れるものじゃない
満たされたその時だけ少し顔を見せるの
あなたにはこの仮面を 外すことなんて無理よ
そう言い続けた私 じゃべりすぎたわね もうさよなら
誰も使わない椅子は 埃をかぶっているの
何もかもを 捨て去って 生きてみたいだけど
外側につける仮面は もう外せるものじゃない
外してしまえば内側が見えてしまうから
あなたの知る私からすればまるで別の人
そう思い続けてたの だからもう構わないでおいて
仮面越しに見る世界はもう昔とは違うの
仮面をつけられた人ばかり
誰しもがつける仮面は 気づかぬうちに増えてて
持ちきれず割れていくの そうしてなくなるのよ
一枚も残らなくて 全てから解き放たれ
そこにたどり着くことこそ
午前2時誰もいない部屋の明かり灯す
鍵をかけグラスを出すノックの音今日はありがとう
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