時間の境界を行く特急を今日も見送った
伏せた教科書を僕は拾わずに

視界の真ん中を行く飛行機雲を掴まえて
消えた街燈と影を辿って帰る

透明な空を鈍く曇らせる
秋風に俯いた稲穂のような

さよならも言わないまま
未来へ走った友達が憎かった、閉じた踏切
泣かないと決めて約束を交わした時の温度
忘れてないさ また境界の隙間


時間の境界に立つ標識をまた眺めてた
暮れた天球は僕を見捨てずに

視界の隅っこにある文字の羅列を追い越して
夏が終わったと告げるノスタルジア

閑静な道端に残った物
友達と戯れ合った遠い日のようだ

さよならも言わないまま
未来へ走った友達が憎かった、閉じた踏切
泣かないと決めて約束を交わした時の温度
忘れてないさ 暮れたオレンジ色


空を落ちる流れ星が数多記憶を呼び覚ます
同じ空の下 桜吹雪の中に涙粒


さよならも言えないまま
離れ離れになって幾年過ぎた、咲いた花弁
泣かないと決めた約束も今では遠い我楽多の様
透明な視界を穢すまで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ノスタルジア

青春の穢れなき目は
自傷した世界を眺める

桜の流れる季節を超えて
離れた同士が同じ風景を見た時

それは起こる


沖津 海松さんの歌詞募集用です。

さよならも言わないまま
さよならも言えないまま

閲覧数:157

投稿日:2017/09/30 18:04:19

文字数:434文字

カテゴリ:歌詞

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  • 沖津 海松

    沖津 海松

    ご意見・ご感想

    独自の表現が深みのある世界観を作っているように感じます。引き込まれるようです。
    応募ありがとうございました!

    2017/10/01 17:55:21

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