夕闇 吹き抜けた
風に木々が揺らぐ

転寝 目細めた
夢現の狭間

朧げに移ろい行く
淡い光 追いかけて手を伸した

宵闇 吹き込んだ
風に木々が騒ぐ

泡沫 目を閉じた
今日と明日の狭間

朧げに移ろい行く
淡い光 追いかけて僕は歩いた

どこまでも どこまでも
追いかけ続け
辿り着いたここは
まほらのよう

幾千もの光がそっと
僕のことを包んだ

小さな小さな
緑の光が
淡く光りながら
募り集まりほら

小さな小さな
緑の光が


夕闇 吹き抜けた
風に木々が揺らぐ

転寝 目細めた
夢現の狭間

朧げに移ろい行く
淡い光 追いかけて手を伸した

薄闇 吹き止んだ
風に虫が歌う

蛍火 目を開けた
僕と夢路の狭間

朧げに移ろい行く
淡い光 追いかけて僕は歩いた

いつまでも いつまでも
追いかけ続け
迫り来る夜明けは
夢幻のよう

幾千のひとつだけそっと
手のひらに捕まえた

目覚めた
まだ
真暗な

蛍が
たゆたう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

蛍夢

luna様の歌詞募集中の素敵な曲に歌詞を付けさせてもらいました。
曲はこちら
http://piapro.jp/t/S0bA

夏の夜、夜涼みに縁側に出た「僕」は心地よい風が揺らす木々の音を聞きながら転寝を始めてしまう。
うとうとしている「僕」の前に淡く緑に光る小さな蛍。
思わず追いかけて行くとどこともわからない場所に辿り着く。
そこは蛍が「僕」を包み込むくらいどんどん集まる夢のような場所だった。
「僕」はなんとか蛍を捕まえようとする。
しばらくして手のひらに一匹の蛍を捕まえた。
そこでそれまで吹いていた風が止み、木々の音が聞こえなくなると同時に虫の鳴き声が聞こえ始めた。
そして闇がだんだんと明けてきて「僕」は朝が近いことに気づく。
ハッと目を覚ますと「僕」は縁側にいて、空はまだ暗い。
夢を見ていたんだと思う「僕」の傍から一匹の蛍が飛び立った。
「僕」はそれはもしかしたら夢じゃなかったのでは・・・と思う。

そんな詞です。一昔前の田舎をイメージしながら書きました。
説明長いよ!説明しないとわかんないよ!
本当に好みの素敵な曲で、だからこそもっとちゃんと表現したいのに、
自分の表現したいことが言葉にできなくてもどかしいやら悔しいやら。
でもこの曲聴いていると本当に癒されます。

閲覧数:373

投稿日:2011/07/17 20:57:30

文字数:418文字

カテゴリ:歌詞

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  • Luna

    Luna

    ご意見・ご感想

    こんにちは、ルナです。遅くなって本当にすみませんでした。
    詩のご提供ありがとうございました。
    大変申し訳ありませんが、選考の結果、今回は他の方の歌詞を採用させて頂くことになりました。貴重なお時間を作詞に割いて下さったのに、ご希望に添えず申し訳ありませんでした。

    でこぼこさんの書いて詩は本当に素敵でした、読むと夏の夜涼みと心地よい風が感じられます。蛍がどんどん集まる夢のようなシーンはすぐ頭の中イメージが浮かんでくる!基本的に自分が最初に考えたものにぴったりなんですけど、和風とはちょっとだけ外れてしまうんです。。。

    元々でこぼこさんが書いた詩のように心地よくい曲書きたいのに、なんだか今採用された歌詞に「物哀れ」の感じがもっと曲に似合うと気がしますが。。。

    この歌詞をダウンロード頂きました。時間があればまた他の曲をつけてみようと思って...(´・ω・`)

    次回以降も歌詞募集をしていく予定ですので、もし気に入った曲がありましたら、応募の方お待ちしております。
    よろしくお願いします!

    2011/07/20 09:48:07

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