風に揺らぐ一輪の花が凪いだ暁
切なき想い抱き軌跡見つめていた夜
月が霞み欠けた太陽がまた昇る
微かな命だと知ってなお生きる意味…

夢も希望も失くした僕(人) 紡ぎ出せぬ物語(言葉)
それでも貴方(人)はこんな僕(命)さえ 生きろというの?

荒野に咲く一輪は花弁を散らせた 儚き終わり
心が折れたかつての僕のような…
足元で咲き誇る百合水仙の緋(あか) 心に響いて
歩みだそうか 前に踏み出そうか


此処に何も残らない 夢咲いた跡さえも
追憶の向こう 忘れられた彼方へと
そうだと知ってどうするか また種を植えればいい
その未来(先)へ繋ぐ光――希望求めて

やわらかな風が今僕の隣駆け抜ける
巡る命 その中で僕は生き抜きたいと…

荒野に咲く一輪は花弁を散らせる 新たな序章
幕開けの夜明けに光乱れて…
広がる一面百合水仙が迎えた 凛と咲く花
風は靡いた 此処に幸あれと…


芽吹いた種 一つの希望が生まれた朝 決意込めて
此処に誓おう 命燃やし続けようと
荒野に咲く一輪は花弁を咲かす 朝日を受けて
風は靡いた 君に幸あれと…


[カナ]
かぜにゆらぐいちりんのはながないだあかつき
せつなきおもいだききせきみつめていたよ
つきがかすみかけたたいようがまたのぼる
かすかないのちだとしってなおいきるいみ

ゆめもきぼうもなくしたひと つむぎだせぬことば
それでもひとはこんないのちさえ いきろというの?

こうやにさくいちりんはかべんをちらせた はかなきおわり
こころがおれたかつてのぼくのような
あしもとでさきほこるゆりずいせんのあか こころにひびいて
あゆみだそうか まえにふみだそうか


ここになにものこらない ゆめさいたあとさえも
ついおくのむこう わすれられたかなたへと
そうだとしってどうするか またたねをうえればいい
そのさきへつなぐひかり きぼうもとめて

やわらかなかぜがいまぼくのとなりかけぬける
めぐるいのち そのなかでぼくはいきぬきたいと

こうやにさくいちりんはかべんをちらせる あらたなじょしょう
まくあけのよあけにひかりみだれて
ひろがるいちめんゆりずいせんがむかえた りんとさくはな
かぜはなびいた ここにさちあれと


めぶいたたね ひとつのきぼうがうまれたあさ けついこめて
ここにちかおう いのちもやしつづけようと
こうやにさくいちりんはかべんをさかす あさひをうけて
かぜはなびいた きみにさちあれと

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

インカの百合

その花の名は アルストロメリア



どうも。再び書いてみました。
ゆず@FR様の楽曲(http://piapro.jp/t/oXkh)に歌詞を付けてみました。
アルストロメリアという花がモチーフということで、「やわらかな気配り」以外の花言葉もふんだんに用いてみました。
タイトルも、アルストロメリアの別名ですね。

改変等はご自由にどうぞ。

閲覧数:141

投稿日:2011/09/20 21:39:57

文字数:1,028文字

カテゴリ:歌詞

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