☆1A
颯り過ぎ去っていく
走馬灯の向こうには
置いてきた日々だけが燻って
「いつか必ず」と 誓った声だけが
耳の奥底で 渦巻いた
人知れず握った
剣の重さには
耐えきれる程の覚悟も無くて
蒼い風が 頬を破る度に
膝を着き 唇を噛み締めてた
☆1B
右手に宿す 原素の熱は
身体の在処さえ 焦がしてくから
☆1S
この一秒 一度 一瞬さえも
統べて明け渡して斬り込んで
この願い 誓い 祈りの声だけが
明日の約束を奏でる筈だから
☆2A
迷い割り切っていく
理想郷の輪郭は
脱ぎ捨てた過去だけが覚えてる
「どうか忘れて」と 告げた声だけが
胸の奥底に 焼き付いて
得たいと欲した 力の対価
奪い取る事の意味も知らずに
凪いだ波が 飲み込んだ夜で
立ち竦み 拳握り締めてた
☆2B
地上に咲いた 氷素の花は
命の感覚さえ 綴じ込めてしまう
☆2S
この一秒 一度 一瞬さえも
統べて解き放って 手を伸ばせ
この憂い 迷い 痛みの針すらも
次の居場所を示す筈だから
☆3S
この一秒 一度 一瞬さえも
統べて選び取って 立ち上がれ
この想い 期待 世界の律さえも
僕らの道程を仰ぎ見る筈だから
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