手の鳴るほうへ
『手の鳴るほうへ』
手の鳴るほうへ向かえ
ここには居場所がない君さ
気の向くままに歌え
どうせどうせ居場所がない君さ
そうやって僕らは錆びついた身体で
ギッコンバッタン今日も往く
3番線のホーム飛び乗って進めや
ガッタンゴットン今日も往く
あーあ、こんなことなら
年がら年中死にたがっていたあの頃に
死んでしまったら良かったな
そんなものにしがみついて
大事なものから手放して
楽なほうへと進んで
子どもみたいな大人の真似
そうやってなんもかんも見送った心じゃ
にっちもさっちも行かなくなっちゃって
3番線のホーム飛び乗って急げや
考えなければ気にならぬ
あーあ、今思えば
年がら年中休みみたいだったあの頃に
なにか、なにがしたかったんだ?
大人たちはそっぽ向いて
道行く人にも見下され
志ともにした仲間たちはみな雲の上
あーあ、全部が手遅れさ
努力は嘘をつかないから
そんなものにしがみついて
大事なものから手放して
楽なほうへと進んで
辿り着く先はソラの上?
手の鳴るほうへ向かえ
ここには居場所がない君さ
気の向くままに歌え
どうせどうせ居場所がない君さ
手の鳴るほうへ向かえ
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