青い世界で確かに聞いた
終わりの鐘が響く音
腕に伝うは水か涙か
あなたを待つ水面の上で


月の欠片を探しに行くと
勇んで出かけるあなたの背中
なぜ止めなかったのだろう
後悔ばかりが胸を縛る

けして見えない希望を掴むため
暗い夜に朝陽を差し込むため
君のためにと去りゆくあなたを
想うたびに生まれ落つ蓮の花

このままで良かったのよ
あなたがいてくれれば
どんなに黒い世界でも
すべてが輝いて見えたのに

何も見えなくなったよ 
月さえ私を拒絶する
水面を揺らす蓮だけが
今は私の生きる証


ぽつぽつと何かが落ちる 
水音は蓮か涙か?
気づけば手を伸ばしていた
あいたいあいたいあいたいよ

蹲った背中に光が差した
顔を上げるとそこに月があった
今にも壊れそうなくらい眩しい
砕けた花弁と共に泣き叫んだ

このままで良かったのよ
そう思っていたかった
それでもこんなにも望んでた
私は光を望んでいたのに

何もかも照らし出され
月が私を満たす けど
水面に揺れる蓮の中に
あなたの姿はない


きっとこの月はあなたがくれた
涙の果てにようやく見つけた
命のように脈打つ輝きを
ここから叫ぶよ 「ありがとう」


きっと私の脚濡らす
水が涸れることはない
けどそれを彩る蓮が
枯れることも永遠にないでしょう

生まれ落つものの全てを
あなたに手向けましょう
かれぬ愛と 涙と 花束を
あなたのくれた月夜の下で

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

月夜の涙

今回もイラストからイメージして制作させていただきました。この歌詞の元になった、うりkさんの超素敵イラストはこちら→http://piapro.jp/t/V4kP
お貸しいただきどうもありがとうございました。
見ての通りの残念文章力ですが、少しでもイラストに見合うものになっていれば幸いです(>_<)

閲覧数:161

投稿日:2011/05/04 01:24:31

文字数:605文字

カテゴリ:歌詞

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