【In the vision】


「僕達は 海岸照らす焔に
引き寄せられて散り逝く蝶さ」
たった一夜（ひとよ）　越えられない夢を
忘れられず踊る夜

「冒涜だ」これは神を裏切った
ふたりだけの物語（フェアリーテイル）さ
蝋（ろう）の翅（はね）は　融けて堕ちてゆくんだ
暑いあつい夏の夜


海を越えてたどり着く
情熱の国
どれだけeye contact（しせん）
交わしても　冷めたフリで

結ばれてはいけないの
もう、ふたりには。
そう、それぞれ。
運命の相手（ひと）がいたから

禁忌（タブー）など覆して
痛みさえ快楽に
触れた頬へとつたう涙が
不可能（こたえ）だって
わかっていたはずで

君に触れて　自分のいる世界を
確かなものにできた気がしてた
明日君を　失ってしまったら
私はどこへゆけばいい？

薬指に　噛みついてつけた
赤い痕が永遠の証（エンゲージリング）さ
忘れないわ　二度と出会わなくても
浅い夢と　気づいても

海の見える教会と
まとった花嫁衣装（ドレス）
継いで接いだ
死に装束（しあわせ）で本心（こころ）を縛る

輝きを失うなら
いますぐここで
朽ちることも
きっと私　厭わないわ

甘い夢から醒めたら
傷ついて前を向く
その過程さえも愛しいのなら
なんで胸が
苦しくなるのだろう

鳴り響いた　floor beat
隙を突いた　one chance
燃え上がった　little heart
踏み込んだ　border line

降り出した　lonely rain
すれ違えば　one time
消えそうな　burning night
やめて　汚さないで

「僕達は 海岸照らす焔に
引き寄せられて散り逝く蝶さ」
たった一夜（ひとよ）　越えられない夢を
忘れられず踊る夜

「冒涜だ」これは神を裏切った
ふたりだけの物語（フェアリーテイル）さ
蝋（ろう）の翅（はね）は　融けて堕ちてゆくんだ
夏の夢に消えてゆく...