A
紅葉が火照った愛らしく
そろそろ老いて逝く頃よ
色彩など要りませぬ
無情に散りゆくこの憂き世
B
北風鋭く頬叩き
赤く跡が残る
S
凛々風月華 青白銀世界
素肌が触れるにはあまりにも冷えて
凛々風月華 溶かして濡れる
ため息冷やすにはあまりにも切なくて
A
桜が芽吹きの準備して
そろそろ萌えていく頃よ
生き甲斐など捨て去って
ただたださ迷うこの憂き世
B
粉雪優しく頬に降り
涙の跡のよう
S
凛々風月華 朧月夜
姿隠すにはあまりにも明るくて
凛々風月華 道端の華
春を待つにはあまりにも短命で
S
凛々風月華 青白銀世界
軌跡を見るにはあまりにも単純で
凛々風月華 強かな風
熱い涙流せど芯まで冷えて
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