ててて

雨音は雑音というよりはむしろ心地よく
僕の耳孔から脳髄を通り心の臓に染み込む
今日も空は鉛のように重く暗く
街を歩く人の一人もいない
雨音は憂鬱というよりはむしろ救いに近く
僕の耳孔から神経を侵し視界が弾ける
明日からも雨は鎖のように世界を縛り
人々の心を浸し尽くすだろう
夏はもうこない
芍薬の花は...

星の欠片を拾い集めていた
僕にはそれで十分だから
ふと見上げれば満天の星々
気づけば僕は手を伸ばしていた
いくら腕を
伸ばしてみても
遠くて遠くて
触れられない
指の先で
触れるだけでと...

走る……
光る……
過ぎる……
僕は走り続けて何処を目指しているんだろう
幾つもの光たちが視界の端を過ぎ去っては消えていく
僕は走り続けて何処を目指していたんだろう
眠たい目を擦りながらそれでもまだ走り続ける
走る……...

あれ？これいつ買ったっけ
いらないものばかり増えていく
僕の知らない間に
覚えのないものばかり増えていく
長い髪の毛の束が
排水溝の蓋に詰まっている
僕の髪の毛は短いし
恋人なんて僕にはいないし
閉じて出た筈のクローゼットが
帰ると少しだけ開いている...

僕の家　グーグルマップに載ってない
僕の家　航空写真じゃわからない
君の家　僕の家から二分半
君の部屋　ピンクの壁紙　五畳半
(セリフ：初めて会ったのはいつだっけ？
最初に二人で出かけたときのことは覚えてる？
二人でカラオケにいったこととか
夕暮れの川沿いの道を並んで歩いたこととか)
君の気持ち　グ...

平成生まれの女の子達は
女の子同士キスをしてる
平成生まれの女の子達は
イマイチ魅力が足りない
平成生まれの女の子達は
容易くピンクの花を散らす
平成生まれの女の子達は
平気な顔して嘘つく
冷たい世界でそれでも彼女達は笑っている
馬鹿の振りをして人を騙して騙され賢く生きていく...

長い長い旅でした。
何度も躓きました。
時には転びました。
擦り剥いたり、怪我をたくさんしました。
何度も道に迷いました。
でもなんとか此処まで来る事ができました
険しい旅でした。
でも、振り返ってみると。
決して辛い旅立ったわけではありません。
何故なら、君と出会えたから。...

【タイトル案】
サイレントガール(ズ)
Sillent Girl(s)
【歌詞案】
A、少女は黙して語らず
A'、少女は臆して進まず
白い無機質な壁
四角く切り取った空
少女は自由を求めて
飛び立ったのだろうか...